【横浜市港北区】4年ぶりに開催された「小机城址まつり」。会場は多くの人であふれ大盛況でした!
春の港北区三大祭りの一つで、小机城周辺で例年開かれていた「第28回 小机城址まつり」が2023年4月23日(日)に4年ぶりに開催されました。今回は新型コロナウイルス感染防止策もあり、パレードの内容を縮小し武者行列を主体として行うとのことで、スタート地点が「三会寺」から「雲松院」に。ゴール地点は「小机城址市民の森」近くの「金剛寺」に変更されていました。当日会場に足を運んでみると、武者行列(パレード)が出発する「雲松院」前にもパレードの沿道にも多くの人が集まっていました。小机小学校マーチングバンドの演奏と共に、鉄砲を持った“鉄砲隊“や手作りの甲冑を身にまとった“手作り甲冑隊“の皆さんによる武者行列がスタート。
隊列は、「雲松院」から「金剛寺」までの道を練り歩ながら各所で鉄砲演技を披露するので、鉄砲が発射される瞬間を間近で見ることができました。一方、終着会場の「金剛寺」では城郷中学校吹奏楽部や城址太鼓の演奏がスタート。
恒例の出陣式を一目見ようと多くの人が集まり、終着会場の「金剛寺」は大盛況でした!
小机城の歴史を紹介するブースには、”小机城址実行委員会 歴史プロジェクト”主催のガイド案内の受付もありました。
今回は当ガイド案内に参加して、ガイドの方と一緒にパレードが縮小される前の終着会場、誰でも自由に小机城の城跡や地形を散策することができる「小机城址市民の森」を巡りました。
ガイドの方にお話を伺ったところ、例年であれば、小机城址の石碑がある「本丸広場」が武者行列の終着会場とのこと。小机城は現在、「小机城址市民の森」として保存・整備されています。巨大な空堀や見事な土塁の歴史的価値が認められた“小机城“は、2017年に「続日本100名城」に選定され、2021年から発掘調査がスタート。新たな発見が期待されています。
初めて訪れた「小机城址市民の森」は、生い茂る竹林と草木に癒され、心地よい静けさを感じながら遺構の散策ができる場所でした。春の「小机城址まつり」のほかに、秋の「竹灯籠まつり」と「小机城 秋の陣」も小机城に関わる恒例イベントです。皆様も足を運んでみてくださいね!
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